5.庁舎の評価

世界に認められた北海道の建築

ドコモモ(DOCOMOMO=Documentation and Conservation of Buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement)とは、近代に建てられた建築やその敷地および近隣などの資料を整備し保存を目指す国際組織で、オランダのアイントホーヘン工科大学ヘンケッ教授の提唱により1990年に創設されました。その後、我が国では日本建築学会の中にこの運動に対応するワーキンググループが設置され、2003年9月、日本の近代建築を代表する作品100点が「ドコモモJapan100選」として選定されました。広島の「世界平和記念聖堂」(設計:村野藤吾)、東京の「自由学園明日館」(設計:フランク・ロイド・ライト/遠藤新)、「国立西洋美術館」(設計:ル・コルビュジエ)、「東京文化会館」(設計:前川國男)、甲府の「山梨文化会館」(設計:丹下健三)などと並んで、北海道からは、佐藤武夫(さとう・たけお)が設計した「旭川市総合庁舎」と上遠野徹(かとの・てつ)設計の「札幌の家―自邸―」が選ばれました。

 

写真提供:佐藤総合計画」

 

旭川市庁舎設計コンセプト

市民に親しまれる近代的な庁舎として計画された。低層部に市民サービス関係の窓口と市長室・議会関係諸室を集約し、その他の機能を高層化することによりランドマーク的機能を持たせ、足下周りは庭園として開放した。凍害対策としてできるだけ表面凹凸を避け、雪解けによる外壁の汚れを防ぐための水切り、防水層の押さえへの留意など十分な寒冷地対策に加え、エントランスホール下部に日本初の融雪装置を設置している。

建築メディアでの評価

「新建築」  1959年2月号より

「建築文化」 1957年7月号より

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Casa BRUTUS 特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」2015年9月5日

今すぐ重要文化材に指定したい!モダニズム建築88件リストに旭川市庁舎が紹介されました。